事故目撃2006年10月08日 19時14分

私は単なる目撃者。痛くも痒くもない。

今日はER-6nで一人でツーリングの予定。
朝、ちゃんと早起きして、身づくろいして、
雨の中で通勤に使ったままのER-6nを軽く水洗い。
9時ごろに道志道方面に出発した。

まずは、神奈川リハビリセンター前経由で
宮ケ瀬方面に向かうのだが。。。。。

伊勢原の運動公園下を通過して、
「分かれ道」交差点から30キロ制限の細い道にはいる。
この道が神奈川リハビリ方面への道で
わりと交通量も多い。
田舎の住宅集落の中を抜けていく、
とても緩い右カーブ(カーブとは言え無いほど緩い)手前で、
右の脇道から軽自動車が左折しようと様子を見ている、
その前を「こっちには関係ない」と通過しながら、
耳には対向車のバイクの音が聞こえていた。
Z1000、速度は100キロをやや下回るかな?
良い感じでアクセルも開いている。
狭い道なのですれ違うのも一瞬怖い。

「あ、やる。。。」って思って、
減速しつつ、バックミラー見ると。
バイクのタイヤスモークと飛ぶライダーの姿、
そして、対向車にライダーの体が飛び込み、
飛び込まれた対向車が
道路わきの何かに突っ込むのが見えた。

一瞬、そのまま行こうかとも思ったけど、
命に関わる事故なのは明らか。
このまま通過してはお天と様に申し訳ない。
Uターンして横の商店駐車場にバイクを止め、
救援の手伝いに入った。

すでに救急車は要請済み。
ライダーに意識は無い、呼びかけても無反応。
脈は、、、手首だと良く分からない。
他の人に確認をお願いすると脈はある。
胸、腹を触って確かめると、自発呼吸がある。
あー、良かった。
脇道から出てきた軽自動車の運転者である、女性が、
「やだー、死なないで下さい。。。。。」って泣いている。
脊椎や頚椎の損傷を考えると、フルフェイスヘルメットは
無理には脱がせることができないのだが、
あご紐はしているものの、
ヘルメットから顔が1/3ほど出ているので、
脱がせることにした。
あご紐を外して、さほど力を入れなくても
楽にヘルメットを脱がせることができた。
心肺が動いているので、気道を確保しつつ、
やや横を向かせる。
他の人が、気道を確保しつつ、体を支える。
まだ、そこは道路上なので、通過車両を止めて、
二次災害防止にまわった。
3分程度で救急車が到着。

パトカーも到着、消防車も(なぜか、それも2台か3台)到着。

修羅場だな。
自分が単なる第3者で良かった。
(略)

現場検証やら目撃内容の話やら。
大きな事故になってしまったので、
2時間ほど現場に足止めでした。

11時半近くになって、お巡りさんが
「ご協力ありがとうございました。
場合によりましては、再度目撃なさった事を
お聞かせいただくかもしれませんが、
その節もご協力をよろしくお願いします。
今日は、長い間ありがとうございました。」
って事で、終了。

もう、ツーリングの気分じゃない。
とりあえずは、厚木カワサキに部品の件で向かった。

コメント

_ タミ子 ― 2010年03月25日 12時15分22秒


げぇ~、生々しい話ですね^^;

それにしても隊長は救命に慣れてるんですか??

昨日つくづく思いましたが、
1度、講習とか受けようかしら。
いざ、という時
知識あるのと無いのとでは
かなり違う気がしました(-人-)

_ ますこ ― 2010年03月25日 20時10分26秒

おや、皆さんが食いつけなかったこの記事に
しっかりとコメントするなんて、流石はタミ子さん。
私は救命に慣れてなどいませんよぉ。
息子が小さい頃に本を少し真面目に読んだ程度です。

_ black05 ― 2010年04月11日 19時32分10秒

う!
ここまで生々しい事故は経験したことがありません。
経験したくも無いけれど
救命講習はなんどか受けたことがあります。
が もちろん実践はなし
イザというときに冷静にできるかどうかまるっきり自信がありません。

_ ますこ ― 2010年04月11日 20時37分12秒

この時は、背後で起きた事故だし、
そのまま行き過ぎてしまおうかと思ったんですけどね。
行き過ぎてしまうのは道を外れるって気がしちゃったんです。
けど、
リアル恐怖体験なら、他にもありますよ。
直接あったときにコッテリお話しましょうかねぇ?

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